一般社団法人環境衛生施設維持管理業協会の第十六回通常総会が7月4日(金)14時40分から、東京都港区の芝パークホテルにて開催されました。
近藤会長から「環維協では、『地域に根ざして、社会を支える環維協、より時代に合った、より社会に開かれた活動を目差す』を活動方針の元、「現場総合力の更なる向上」取組んでおります。
近年の事業環境は、物価上昇や働き手不足による雇用状況の悪化等の影響が大きく、会員各社に置かれましても非常にご苦労されています。しかしながら、環境衛生施設は市民生活の基盤であり、平素は当然として災害時などの非常事態にもその機能を維持することが求められます。
当協会の加盟会社は19社を数え、環境衛生施設の受託件数は、全国に1,084施設、17,600人を超える運転員の方々が業務に携わっています。当協会は日本の環境衛生施設の運営・維持管理における重要な役割を担っており、社会情勢、時代のニーズに応えた協会活動を今後とも維持することが求められていることがご理解頂けるものと考えております。
今後とも関係する皆様方の引続きのご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。」と挨拶があり、引き続き議事に入りました。
議事では令和6年度の事業報告・決算および令和7年度の事業計画・予算が原案どおり可決承認されました。続いて現理事11名および現監事1名全員の任期満了に伴い、理事11名および監事1名が選任されました。
総会後の理事会において会長・副会長の選定が行われ、上村会長と鈴木副会長および石川副会長が選定されました。
新しく就任した上村会長から就任挨拶があり(就任挨拶は「ご挨拶」に記載)、その後、貢献者表彰に移り、特別貢献者として近藤前会長に、貢献者として7名の方に、上村会長より感謝状と記念品が手渡され、感謝の言葉がありました。
次に功労表彰では、「令和6年能登半島地震において災害廃棄物の処理等に関する支援活動」に積極的に取り組まれ、当協会の環境大臣表彰受賞につながったとして、「荏原環境プラント(株)、カナデビア環境サービス(株)、カワサキグリーンテック(株)、神鋼環境メンテナンス(株)、日鉄環境エネルギーソリューション(株)」の5社に表彰状が手渡されました。
上村会長からは今回の大臣表彰は功労表彰を受賞された5社を含め、会員会社の大規模自然災害への支援活動が高く評価されたことへの証左であると考えておりますとの言葉がありました。
講演会では国立研究開発法人 国立環境研究所 フェローの大迫政浩様から『日本型サーキュラーエコノミー・アプローチの可能性』と題して貴重な講演をいただきました。
18時からは懇親会になり、環境省 環境再生・資源循環局長の角倉一郎様からご祝辞をいただき、岡山大学 名誉教授の田中勝先生にご挨拶をいただきました。
次に、日本廃棄物団体連合会の副会長で一般財団法人 日本環境衛生センター理事長の南川秀樹様のご発声で乾杯、懇談となりました。
歓談の冒頭、環境省大臣官房審議官の成田浩司様、環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課長の杉本留三様および廃棄物適正処理推進企画官の福井和樹様からもご挨拶をいただきました。中締めは鈴木副会長が行い、盛会裡に散会となりました。
<総会会場>
<通常総会挨拶 近藤会長> <講演会 国立環境研究所 大迫フェロー>