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令和6年賀詞交歓会開催される2024年1月24日




当協会の令和6年の賀詞交歓会が、1月23日(火)に東京都港区の芝パークホテルで開催されました。

当日は環境省の幹部をはじめ関連団体から多くのご来賓のご出席をいただき、協会会員会社を合わせ約100名の方が参加し盛大な賀詞交歓会となりました。

開会に先立ち、能登半島地震でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表して黙とうをささげました。改めて、近藤哲也会長が新年の挨拶を行い、そのあと今年の協会の活動目標を述べました。

「環維協は『地域に根ざして、社会を支える環維協』として、日本の環境衛生施設の運転維持管理業の健全な発展、安定した維持管理に貢献していきたいと思います。昨年、(株)日本管財環境サービス様および月島ジェイテクノメンテサービス(株)様に加入頂いたことにより、当協会加盟会社は20社となり、環境衛生施設の受託件数は1,062ヶ所、そこには17,300人を超える会員会社の運転員の方々が業務に携わっています。

当協会の目的である「会員相互の協力により、環境衛生施設の維持管理技術の研究・研鑽と安全で安定的な運営・作業管理の推進を通じて公共事業の使命に寄与すること」に基づき、次の施策に取り組んで参ります。

1点目は「現場総合力のさらなる向上」です。
「現場総合力のさらなる向上」を目指し、現場操業力の要素である「操業技術力」、「安全衛生推進力」および「運営管理力」をさらに高める施策に取り組んで参ります。
また、持続可能な社会づくりに向けた総合的な取り組みとして「環境持続性」「社会的包摂」「経済の発展」の3項目を意識した取り組みを継続すると共に、地球温暖化防止の観点からエネルギー使用量とCO2排出量の削減にも努めてまいります。
さらに、環維協は環境衛生施設総括管理士を筆頭とする運転維持管理のエキスパート集団としての事業発展に引き続き取り組んで参ります。

2点目は「事業環境変化、社会要求変化への対応」です。
環境衛生施設運営の受託契約では複数年契約や長期包括契約が増加し、新規の環境衛生施設市場においてもDBO発注が増えるなど、契約形態は大きく変化してきております。これら契約形態の変化に応じた技能向上を目指すと共に、環境衛生施設に対するエネルギー回収や資源化に対する機能増強、防災拠点としての期待に応えるべく、地域の関係者と協力した活動を進めて参ります。
「働き方改革」の一環として、新型コロナウイルス感染症対応、事業所内の労務・人事問題、定年延長、障害者雇用・職場開拓の調査に取組んで参ります。

3点目は「研修活動、広報活動への継続した取り組み」です。
事業所で活躍されている方を対象とした事業所管理者研修会を継続的に開催し、会員会社の枠を超えた研修・グループディスカッション等を通じて、今後も事業所における指導者としての能力向上を目指して参ります。

また、大規模自然災害への備えとして広く社会に活用してもらえるように「災害調査報告」や「JEMA(環維協)版BCP」をホームページに掲載しました。環境衛生施設の事業所運営における基礎的な知識・技術から具体的な施設運転・維持管理、日常の教育、技術の向上に役立てて頂くべく、「維持管理事業所運営の手引き」(運営管理・ごみ処理技術編、運営管理編・し尿処理技術編)の四訂版を発刊しました。

今年も、引き続きこのような取り組みを継続したいと考えております。今後とも関係各位のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします。」と決意を表明しました。


ご来賓の挨拶に移り、環境省 環境再生・資源循環局 次長 角倉一郎様からお話をいただきました。

「能登半島地震でお亡くなくなりなられた方にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。能登地域の廃棄物処理施設・し尿処理施設は全てが被災し、稼働停止となりましたが、いくつかは既に復旧しています。早期復旧に向けた皆様方のご尽力ありがとうございます。また、今なお早期復旧に向けて現場で携わっておられる皆様方に深くお礼申し上げます。

今回の震災で改めて、廃棄物処理施設・し尿処理施設が社会を支える基幹インフラとしてクローズアップされました。災害の時のこそ、こうした責任を果たすことで信頼を得て、期待に応えるものだと考えております。

また、脱炭素、資源循環の流れ、循環経済という形で大きな変革期を迎えております。循環基本計画の見直し、廃棄物処理システムの高度化に向けた制度改正に向けて取り組んで参ります。

この中で、運転の仕方によるCO2の削減、プラスチックリサイクルの進め方などの維持管理・運営のあり方は重要分野だと考えております。これらを考えるにあたって、皆様の意見を聞きながら、精一杯努力していきたいと考えております。」

続いて、日本廃棄物団体連合会会長で日本環境衛生センター理事長の南川秀樹様からご挨拶のあと、乾杯のご発声をいただき、歓談に移りました。

次に、環境省からお忙しいなかご列席いただきました環境省 大臣官房審議官 飯田博文様、環境再生・資源循環局の総務課長の波戸本尚様および廃棄物適正処理推進課長の松﨑裕司様からご挨拶を頂きました。

中締めは小武海副会長が行い、盛会裡に散会となりました。


環維協 近藤 哲也 会長         環境省 環境再生・資源循環局 角倉 一郎 次長
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日本環境衛生センター 南川 秀樹 理事長  環維協 小武海 陽 副会長
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