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総務部会 令和元年度 事業所視察研修会を開催2019年12月25日




環維協総務部会では、業界全体で取り組むべき課題のひとつとして、女性社員の活躍推進について調査・研究に取組んでいます。その一環で2019年12月10日に熊本県菊池市にあるRDF施設「Eco Village旭」を訪ね、運転員として働いている女性社員への質疑応答、そして事業所をまとめる所長にお話を伺いました。

「Eco Village旭」は菊池広域行政事務組合が事業主となっており、熊本空港から車で40分ほどの自然豊かな丘陵地にあります。設計施工をJFEエンジニアリング(株)が手掛け、施設の運転管理をJFE環境サービス(株)が受託しています。ごみ処理量は年間9,500t、RDF生産量は年間5,400tで、燃料として大牟田リサイクル発電所へ送られます。ごみを固形燃料化し再利用するRDF加工は、資源循環としての価値は高いものの、トータルの処理コストが高いことや、使用先が少なくなっていることからRDF施設としては減少傾向で、この「Eco Village旭」も2020年度末での閉鎖が決まっています。

所長のご案内で一通り施設内を見学した後、女性運転員の方に話を伺いました。
なお、女性運転員の方は視察時、クレーンの運転をされていました。

クレーンの運転風景               所長と女性運転員へのヒアリング風景
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所長によると、事業所の操業時間は1日8時間で要員は9名とのことです。このうち所長・副所長、プラットホーム管理を除く6名が3名ずつの体制でクレーン操作と運転監視・操作、設備点検清掃を行い、2週間ごとにローテーションを行っています。女性だからという理由で免除される業務は原則としては無い、とのお話でした。

女性運転員の方は平成31年1月に入所された協力会社の社員で、最初は事務職を希望していたが、『体を動かすのが好きならどうか』と社長に勧められ、現場勤務にチャレンジすることになったとのことです。「最初は乾燥機内の清掃など、男性社員が5分で終わる作業に30分かかるし、力の要る業務が思うようにできなかった。ごみクレーンも、ガラス張りの高所で作業する感覚や、クレーンをぶつけたらどうしようなど、恐怖心を克服するまでには努力が必要だった。」と正直な感想を聞くことができました。

視察メンバーから「今はどんな仕事にやりがいを感じますか?」と聞かれ「クレーンを使う作業は少しずつ上達している実感が持ててやりがいがあります。また、30分かかっていた作業が20分、15分と短縮できるようになると達成感があります。自分には事務の仕事よりこちらが合っているかもしれません」と、目を輝かせ、溌溂と答える姿が印象的でした。

女性運転員へのヒアリング           制御室での視察風景
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