平成27年6月11日に広報部会の施設見学会が渡島廃棄物処理広域連合のごみ処理施設の「クリーンおしま(北斗市)」において開催されました。
施設は北海道の渡島管内の北斗市はじめ1市9町で構成され、構成市町住民のご理解と
ご協力のもとに渡島ブロックとして、ごみの広域処理を行っております。
焼却施設は、環境保全・資源の回収・安全性等に配慮した「熱分解ガス化溶融炉(キルン式)」を採用し、余熱利用としましては、発電・ロードヒーティング・給湯等も行っております。
また、渡島ブロックは、南北に細長く200Km余もあり、その地理的条件から、ごみの運搬
距離が長くなるため、渡島西部地区・茅部地区・山越地区の3箇所のごみ運搬中継施設を
設け、コンパクタコンテナ方式により焼却施設まで輸送しています。
焼却施設の運転委託業務は、(株)タクマテクノス北海道が受託しています。
処理能力は、63t/d×2炉となります。
キルン式ガス化溶融方式により、ダイオキシン類等の排出量を大幅に削減するとともに、
従来型の焼却灰に相当する分は、路盤材等に利用可能なスラグとして排出され、また、
金属は回収し、資源の再利用も図っています。
今回、安全で経済性にも優れ、環境保全に配慮したキルン式ガス化溶融炉の焼却施設と
しっかりと教育された技術者のもとに安定した運転管理を継続して行っている状況を
視察できたことは、大変有意義でした。