協会からのお知らせ

What's new?

平成28年度 安全衛生部会 危険体感研修 開催される2017年2月23日




1.開催日 平成29年 2月14日(火)・15日(水)
2.見学施設 因島技術センター(尾道市)
3.参加人数 14日:21名、15日:21名 合計:9社 42名
4.研修内容
安全衛生部会では昨年度から新たな取り組みとして危険体感研修を開催しております。
この研修は災害に繋がる危険な状況を疑似体験することにより危険感受性を高め災害を
未然に避け得る能力の習得をめざすもので、第一回は千葉県で開催したことから、
今回は西日本で開催する前提で企画しました。

今回の開催会場に選定した因島技術センターは、日立造船因島工場と内海造船因島
事業所の構内にあり、コンパクトながら工夫を凝らした設備で造船OBの方々が講師を
務められている施設となっており1回の定員は20名となっております。
当初は午後の部1日のみの開催を予定しておりましたが募集の結果、予想以上の申し込み
があり2日間に亘って開催しました。

研修は13時から「ご安全に!」の挨拶で座学から始まりました。我が国の労働災害の発生
状況、災害事例紹介、災害の発生要因、災害を防止するポイント、労働災害からの教訓
などについて約50分間ご講義頂きました。 次に、ドック横にある安全体感施設に移動
して受講した体感メニューを列挙すると、酸欠危険体感、溶接ヒューム危険体感、クレーン
作業における一本吊危険・荷振れ危険・挟まれ危険体感、レバーブロック危険体感、重量
目測体感、巻き込まれ危険体感、火傷危険体感、脚立危険体感、梯子危険体感、過電流
危険体感、感電危険体感、電源生切り危険体感、安全帯吊り下がり体感、鉄板落下危険
体感、飛来落下危険体感、墜落危険体感、AED体感などであり、4班に分かれ造船OBの
講師の皆様に判り易く指導して頂きました。

kikentaikan_2017_1.jpg  kikentaikan_2017_2.jpg人間に見立てた60Kgの物体を5.5mの床から自由落下させる場面では、大きな衝撃音と
共に5.6Tonの衝撃荷重であったことが電光表示され驚きの声が上がりました。
また、鉄板危険体感では竹が簡単に潰されるのを見た後に、実際に自分の足にその鉄板を
落とすスリリングな体験もありました。安全靴がしっかりと足を守ってくれることを改めて
体感しました。

 このように各体感メニューは危険を体感できるものとなっており研修会参加者は各々貴重な
 体験をされたものと思われます。この危険体感研修は、今後も継続して参りますので是非
 ご参加下さるようご案内申し上げます。

最後になりますが、この研修の実施にあたりお世話になった、因島技術センター運営協議会
(因島しまおこし課)ならびに加登センター長をはじめとする講師の皆様に改めて感謝申し
上げます。
kikentaikan_2017_3.jpg    kikentaikan_2017_4.jpg