酸化還元電位(ORP)

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集


酸化還元電位(ORP) さんかかんげんでんい(おーあーるぴー)

oxidation-reduction potential


ある酸化還元反応系における電子のやり取りの際に発生する電極電位のことである。活性汚泥法を用いた水処理施設において微生物の活性状況を計る指標としてORP計が使用されている。測定の単位はミリボルト(mV)を用い、酸化還元電位が低い=嫌気度が高い、酸化還元電位が高い=好気的であると言え、主に嫌気的な状態で活性化する脱窒素菌の状況(脱窒素槽での反応)をモニタリングする為に使用されている。施設により差はあるが、脱窒素槽におけるORP計の目標値は-200~-250mVとされており、この範囲にあるとき脱窒素処理の状況は良好であると判断される。

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