紫外線消毒

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集


紫外線消毒 しがいせんしょうどく

ultraviolet disinfecton、UV disinfection


紫外線ランプを使用して水中の微生物を紫外線により不活化することで消毒を行う。紫外線(UV)は、可視光線、マイクロ波、X線と同様に、電磁波と呼ばれる物理現象であり、電磁はスペクトルの中で、可視光線と電磁波放射線との間(波長100~400nm)にあるものをいう。紫外線をいくつかの区分に分解する一般的な方法は、紫外線と生体との間に働く医学的作用によるもので、次のとおりとなる。 (1)UV-A;315~400nm(人の皮膚に色素を増加させる) (2)UV-B;280~315nm(ビタミンDの合成、人の皮膚に紅斑を形成させる) (3)UV-C;100~280nm(消毒作用、DNA(デオキシリボ核酸)が最大に吸収される) 消毒目的で最も効果のある紫外線の作用は、細胞のDNAとの光化学反応である。DNAは、波長254nmに最大吸収があるので、UV-Cが最もよく作用する。微生物の消毒は、照射量に関する不活性曲線によって表される。照射量の関数としての不活性曲線は、紫外線速度(W/m2)と暴露時間(s)によって決まる。

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