発酵温度

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集


発酵温度 はっこうおんど

fermentation temperature


細菌、カビ等の微生物によって有機物を分解することを発酵といい、発熱現象を生ずる。この時の温度をいう。堆肥化が活発に行われる温度帯は二つあり、これには2種類の微生物群が関係している。一つは中温域 (30~50℃) で活性を持つ中温菌群。活性のピークは40℃前後にある。もう一つは高温域 (50~65℃) で活性を持つ高温菌群。活性のピークは60℃前後にある。分解の速度は高温域の方が高く、衛生面からも高温域まで温度を上昇させ病原細菌、病虫卵、ウイルス、雑草種子の不活性化を行う。アメリカ環境保護庁では55℃以上の温度に3日間以上滞留することを求めている。

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