加圧脱水機(水処理編・汚泥処理設備)

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集


加圧脱水機(水処理編・汚泥処理設備) かあつだっすいき

filter press


加圧型の脱水機で、金属製(樹脂製もある)の枠にろ布を張り、ろ布面に汚泥を圧入して、400~500kPa程度の圧力をかけて脱水ろ過する装置。ベルト型脱水機や遠心脱水機のような連続式ではなく、圧入、圧搾、ケーキはく離及びろ布洗浄工程を一工程としてバッチ式で行う。脱水ケーキの含水率は、70~80%程度となる。加圧脱水機の型式には、ろ板とろ板の間にろ枠を入れてろ室を形成する複式と、ろ枠を用いないでろ板を並べてろ室を形成する単式に大別される。また、その組み立て構造でろ板を水平に重ねる縦型と、垂直に配列する横型に分類される。なお、脱水汚泥の水分をさらに低下させるため、ろ室・ろ液管内等の水分を圧縮空気で吹き飛ばすエアブローや、ダイタフラム等の圧搾機構を内臓した脱水機が多く用いられてきている。圧搾機構付の脱水機は、汚泥の水分が低く、乾燥や焼却の際に燃料を節約できるが、動力費やろ布の消耗、ダイヤフラムの交換等の維持が必要であり、据付面積も大きくなる。フィルタープレス脱水機ともいう。

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