高位発熱量（水処理編・汚泥処理設備）

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集

高位発熱量（水処理編・汚泥処理設備）　こういはつねつりょう

high calorific value

高位発熱量は総発熱量ともいい、この発熱量はボンブ熱量計で実際に測定される値で、汚泥や生ごみ等に含まれる水分及び水素分が水蒸気になる際の蒸発潜熱のすべてが有効に使われると見なした値である。一方、低位発熱量とは真発熱量ともいい、高位発熱量から蒸発潜熱を差し引いた実質的なもので、通常、発熱量といった場合は低位発熱量を指す。排ガスとして大気に放出する場合は水分の凝縮がないのでその潜熱は利用できない。したがって、低位発熱量が燃焼計算等の実質的な基準となる。