硫化水素

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集

硫化水素　りゅうかすいそ

hydrogen sulfide

化学式H2S、分子量34.08、水100gに437g溶解する。においの特徴は腐った卵のようなにおい。検知閾値は0.00041ppm、敷地境界規制基準の範囲は、0.02～0.2ppm。主な発生源としては多岐にわたり、し尿処理場、下水処理場、畜舎、化製場、クラフトパルプ工場などがある。硫化水素が発生している場所で作業を行う場合は、酸素欠乏症防止規則を遵守する必要があり、労働安全衛生法規制値では許容限界濃度を10ppm以下と定められていたが、2001年の「日本産業衛生学会管理濃度検討会の勧告」により5ppmとされた。