ノルマルヘキサン抽出物質（水処理編・水質・運転管理）

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集

ノルマルヘキサン抽出物質（水処理編・水質・運転管理）　のるまるへきさんちゅうしゅつぶっしつ

normal hexane extracts

排水中に含まれる油分を表したもので、鉱油類と動植物油脂類に区分され、前者は排水中に含まれる比較的揮発しにくい炭化水素、炭化水素誘導体、グリース、油状物質などをnーヘキサンで抽出したもの。（石油、原油などから蒸留、分留して生じた抽出油）。後者は、排水中に含まれる脂肪酸、不飽和脂肪酸エステル類など、動物系の牛脂油、豚脂油、鯨油、植物系がひまし油、白しめ油などをnーヘキサンで抽出したもの。水質汚濁防止法による生活環境項目の排出基準は鉱油類含有量として5mg/l、動植物油脂類含有量として30mg/lと定められている。