ダウンドラフト現象
提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集
ダウンドラフト現象 だうんどらふとげんしょう
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煙突から排出された煙は、その吐出速度と高温による浮力によって上昇し、気流や希釈により大気中に拡散していく。しかし排出されるガスの吐出速度が周囲の風速よりも小さく、また、排煙温度が低い場合には、煙はあまり上昇せず、付近の建物による気流の変化によって生じる渦に巻き込まれて降下することがある。この現象をダウンドラフトといい、高濃度の汚染が生じる。これを防ぐには、煙突の高さを付近の2.5倍以上にすればよいとされる。