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調査部会 平成30年度事業所見学会を開催2018年12月 6日




環維協調査部会では、DBO事業や長期包括契約を実施している事業所の視察を行っていますが、本年は11月29日(木)に34名の参加を得て、北但行政事務組合「クリーンパーク北但」の事業所見学会を開催しました。

同組合は兵庫県の北端に位置する豊岡市、香美町、新温泉町の1市2町から構成されており、温泉や高級食材などの観光資源に恵まれた自然豊かな地域にあります。

「クリーンパーク北但」は、処理能力142T/日(71T/24H☓2炉)のボイラー・タービン付全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)及び19T/5Hのリサイクルセンターを有しています。
事業方式はDBO方式で、(株)タクマを代表企業とする「ほくたんハイトラスト(株)」がSPCとなり、平成28年8月より20年間の運営・維持管理を行っています。

見学会では運営総括責任者の川崎様をはじめとするSPCの方々にご対応いただき、大会議室での説明の後、施設見学、戻っての質疑応答となりました。
会議室での説明では、発注者や施設に関してはもちろんのこと、運営に関しても、(1)運営準備段階での取り組み、(2)現場運営体制、(3)ITの積極的活用、(4)地域振興の状況、(5)地元人材への移行、(6)防災拠点としての機能付与、など多岐にわたって具体的にわかりやすく説明していただきました。

また施設見学では、広い敷地を有効に利用したのびやかな機器配置や、一つのフロアを大きく周回する見学者ルートなどが印象的でした。

現在の運営事業所にはさまざまな使命が課されていることが多く、困難な課題もありますが、都会の環境衛生施設とはまた違った、自然豊かな地域の特性に副った施設とその運営が高いレベルで実現されている事例を知ることができた、貴重な視察となりました。

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