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平成30年度(第31回)事業所管理者研修会開催される2018年11月21日




「第31回事業所管理者研修会」がメルパルク東京で平成30年11月15日(木)、16日(金)の
2日間にわたって開催された。
今回の受講者は103名(うち、ごみグループ82名、水グループ21名)となった。

 はじめに米田協会会長から開講挨拶を行った。
環維協の事業目的は『会員相互の協力により、環境衛生施設の維持管理技術の研究・
研鑽と安全で安定的な運営・作業管理の推進を通じて公共事業の使命に寄与すること』
とあり、『現場総合力のさらなる向上』を目指して本日の研修会を開催します。
現場総合力とは操業技術力・安全衛生推進力・運営管理力で、各事業所におかれましては
これら要素の実力をさらに高め広く社会に貢献していくことを目的としています。
最後に「この事業所管理者研修会が今後の活躍に役立つことを期待し、加盟会社の垣根を
越えた環維協の一員として広く地域社会に貢献して頂くことを期待する。」と激励された。

続いて稲田事務局長より環維協の組織と活動概要説明があり、第1日目の全体研修が
始まった。

<第31回事業所管理者研修会 開講>       <米田会長 挨拶>
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<全体研修>
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◆「最近の廃棄物処理施設の事業運営方式と課題」
(公社)全国都市清掃会議 技術指導部長 荒井喜久雄氏
 長期包括委託の実施に当たっては管理・監督者のマネジメント活動が重要となってきた。
 地域との信頼を築きつつ、官民互いの「利益」を実現する。
◆「地球温暖化の影響による気候変動」
( 一財)日本環境衛生センター 理事 佐藤 幸世氏
 地球温暖化は世界全体で進んでおり、対策の確実な実施が求められている。
 気候変動への適応は、大規模災害に対する施設強靭化と同等に重要である。
 さらに、清掃工場は防災拠点としての活用が求められてきている。

< 荒井喜久雄氏>                  <佐藤 幸世氏>
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午後から、労務・安全衛生管理についてのセクションになり、基調講演とパネル
ディスカッションが行われた。
基調講演1:「現場の人事・労務管理」
Hitz環境サービス(株)管理本部副本部長  眞下 隆氏
基調講演2:「事業所の安全管理」“労働災害防止に向けて”(労働基準監督官の職務と権限)
神鋼環境メンテナンス(株) 顧問 茶園 幸子氏
基調講演に続いて「事業所の労務管理・安全管理」を題材に、ゲストおよびパネラーに加え
受講者の質問も交えて、モデレーターの進行によってパネル討論が行われた。

<パネルディスカッション>
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研修第1日目の最後として石川部会長より環維協技術部会・安全衛生部会の活動紹介と
その成果物の報告があり、第1日目を終了した。

 研修の第2日目は、ごみグループと水グループに分かれて専門技術講座、事業所紹介、
グループディスカッションが行われた。
◆ごみグループ研修
専門技術講座1:「基幹改良工事と長期包括運営委託」 
 ( 一財)日本環境衛生センター 環境事業第三部 部長 藤原 周史氏
専門技術講座2:「熱中症対策製品の紹介」
 ミドリ安全(株) セフティ&ヘルス統括部 次長 松岡 克巳氏
専門技術講座3:「ごみ処理施設の現状と課題」
 (株)タクマ 技術センター 東京技術企画部 副部長 増田 孝弘氏
・事業所紹介:「さいたま市桜環境センター」
日鉄住金環境プラントソリューションズ(株) さいたま事業所 所長 島 史治氏

<藤原 周史氏>                  <松岡 克巳氏>
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<増田 孝弘氏>                  <島 史治氏>
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・グループディスカッション
地域毎に9つの班を編成して、自己紹介に続き人事・労務管理の苦労についてと
事業所の課題など自由に討議を行った。

<ごみグループディスカッション全景>     <各グループによるディスカッション>
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◆水グループ研修
専門技術講座1:「現場の記録について考える」
 ( 一財)日本環境衛生センター 環境事業第一部 課長 稲田 隆治氏
専門技術講座2:「し尿・汚泥再生処理施設の現状と課題」
日立造船(株)環境事業本部 水処理ビジネスユニット 水処理技術部
  推進グループ グループ長 小林 英正氏
専門技術講座3:「熱中症対策製品の紹介」 
 ミドリ安全(株) セフティ&ヘルス統括部 次長 松岡 克巳氏
・事業所紹介:「愛北広域事務組合 愛北クリーンセンター」
(株)西原環境 愛北クリーンセンター 総括責任者 井口 智之氏

<稲田 隆治氏>          <小林 英正氏>         <井口 智之氏>
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・グループディスカッション
地域毎に4つの班を編成して、自己紹介に続き人事・労務管理の苦労についてと事業所の
課題など自由に討議を行った。

<水グループディスカッション全景>       <各グループによるディスカッション>
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石川技術部会長の閉会の挨拶と修了証の授与で研修会を終了した。
今回の研修は、皆さんが成果を各事業所に持ち帰って発表していただくことで完結する。また、加盟会社の枠を超えたコミュニケーションを今後とも有効に活用し、協会活動の一端を担っていただきたいと閉会の挨拶をした。引き続き、修了証を代表者に授与して、閉会とした。

<石川技術部会長 挨拶>          <修了証授与>
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研修会の詳細については、「環境施設マネジメントNo.67」(2019年3月発刊予定)に掲載しますので、一読ください。