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平成29年度 安全衛生部会 危険体感研修を開催しました2018年2月27日




1.開催日 平成30年 2月19日(月)
2.研修先 日鉄住金ビジネスサービス鹿島(株)テクノプラザ (新日鐵住金(株)鹿島製鐵所内)
3.参加人数 12社 30名
4.研修内容
 平成28年度から取り組んでいる危険体感研修を、今年は我が国における危険(安全)体感
 研修の先駆け的存在と評判の新日鐵住金鹿島製鐵所内の研修施設で半日コースにて
 開催いたしました。

 この研修は災害を疑似体験することにより危険に対する感性を高め、災害を未然に避け得る
 能力の習得をめざすものであり、第一回目は千葉県の造船所で、第二回目の昨年は因島の
 造船所で開催し、今年は前記のとおり茨城県の製鉄所で開催しました。

kikentaikan_2018_01.jpgのサムネイル画像

研修場所が造船所や製鉄所となっているのは、これらの事業場が災害防止で大変な苦労をされてきた経緯があり、その現場でたたき上げて来られたベテランの方々が研修所の講師になっているため、研修現場での説明が現場での経験に裏打ちされた内容となっており現場経験の少ない受講者にも大変分り易く説得力があるからです。


kikentaikan_2018_02.jpg kikentaikan_2018_03.jpg研修は13時から「ご安全に!」の挨拶で始まりました。今回は半日コースの研修であるため日程確認のあと、直ちに2班に分かれ研修現場に移動しました。今回は回転体危険体感、空圧危険体感、腰痛危険体感、高所危険体感、感電危険体感、玉掛け危険体感メニューから研修グループで選択した20項目を受講しましたが、以下にその幾つかについて紹介いたします。

(1)回転体危険体感
回転物が一瞬でモノを巻き込む性質や人の指の骨と同等の強度を持つ細い竹がローラーに巻き込まれるときにメキッメキッと音を立てながら破壊される状況などを体感しました。

(2)高所危険体感
70Kgのタックルダミーバッグを5mの高さから自由落下させた際の大きな衝撃音と想像を超える衝撃荷重を体感しました。

(3)安全帯装着体験では装着位置の重要性を身を以って体感しました。

(4)感電危険体感では乾いた手と濡れた手で体を流れる電流が大きく違うことを実際に感電して体感しました。

kikentaikan_2018_04.jpg  kikentaikan_2018_05.jpg

この危険体感研修は、今後も継続される予定ですので機会があれば是非ご参加下さるよう
ご案内申し上げます。

最後になりますが、この研修の実施にあたりお世話になった、日鉄住金ビジネスサービス
鹿島(株)の皆様に改めて感謝申し上げます。