協会からのお知らせ

What's new?

平成30年 年頭挨拶2018年1月 1日




gre_image654.jpg地域に根ざして、社会を支える環維協
より時代に合った、より社会に開かれた活動を目指して


 一般社団法人 
 環境衛生施設維持管理業協会
 代表理事会長 市原 昭


新年明けましておめでとうございます。
皆様には平素より当協会の諸活動に対しまして多大なるご理解とご支援を頂き、
誠にありがとうございます。本年も地域に根ざして、社会を支える環維協として日頃培ってきた
技術を背景に、日本の環境衛生施設の安定した維持管理に貢献していきたいと思います。

当協会は、現在加盟会社数が22社となっております。環境衛生施設の受託件数は昨年4月
現在でごみ焼却施設・汚泥再生処理施設を中心に948ヶ所で、そこには14,700人を超える
加盟各社の運転員が、日々業務に当たっています。受託件数は、着実に増加しており、
日本の環境衛生施設運営における環維協の役割はますます重要になっております。
会員各社の日々の業務は、全国各地域の生活に密着した、なくてはならない存在となって
おります。「地域に根ざして、社会を支える環維協」このスローガンはまさにそのことを
示しております。この目標を達成するために、環維協として継続的に活動を進めております。
研修活動として、事業所管理者研修会を実施し現場の最前線の方を対象に、協会の立場と
して広く会員各社の枠を超えた研修、意見交換を行い、業界全体としてのレベルアップを
今後とも図ってまいります。

総括管理士の認定、育成もその活動の一つです。ご承知のように総括管理士は、会員各社の
指導的役割を担っています。新規受験また資格更新時、総括管理士資格認定研修会を実施
し、資格取得時のみならず継続的なレベルアップを図っております。そのことにより、この資格
が、広く社会に認められると思っております。
この資格制度についても「より時代に合った、より社会に開かれた活動を目指して」昨年から
制度の見直しを実施しております。本年は見直した制度の下で、総括管理士の役割を高めて
いければと思っております。

昨年は時代の要請としての長期包括契約についてアンケート調査を実施しました。
維持管理契約は、単年度契約から長期包括契約に移行してきており、それに伴ういくつかの
課題も出てきております。これについても、関係機関と意見交換を進めていきたいと思って
おります。

また、昨年の課題として働き方改革をあげており、環維協の総務部会を中心に調査を進めて
おります。その中で、女性活躍推進も一つの課題です。まずは協会の各種活動に女性参加者
を増やし、女性の意見を取り入れたいと思います。今後、会員各社の業務の中にも女性が
活躍されることを期待しております。

本年も引き続き、会員各社の実力となる「現場総合力の更なる向上」を進めて参ります。
・「操業技術力」:施設の設計思想を十分理解し、その施設能力を遺憾なく発揮し、計画外
停止の極力ない安定した運転を実現する総合的な技術力
・「安全衛生推進力」:施設運営、事業活動の基本となる運転員が心身ともに健康で無事故、
無災害で施設を運営する安全衛生活動の推進力
・「運営管理力」:地元を中心に採用された運転員に対して、質の高い運転が継続的して
できるようしっかりと教育し、コンプライアンスを重視した業務を継続的に実施することが
できる人事・労務管理能力。
この、3つの要素の実力を高め、広く地域社会に貢献できればと思っています。

環維協は、運転維持管理の立場から地域に積極的な関わりを持ち、顧客、地域の関係者と
ともに活動をしています。その意味からも環維協の活動は、より時代に合った、より社会に
開かれた活動を進める必要があります。引き続き、その環維協の活動してきた成果をホーム
ページ、各種出版物等を通じて社会に還元することも進めていきたいと思っています。
これらの施策によって、環維協の事業目的にある「会員相互の協力により、環境衛生施設の
維持管理技術の研究・研鑽と安全で安定的な運営・作業管理の推進を通じて公共事業の使命
に寄与すること」を達成できると思っております。本年も、地道に、継続的に協会の活動を
進めて参ります。

当協会の活動には関係省庁・自治体をはじめ関係機関の皆様のご支援が欠かせません。
また、会員各社のご協力とご理解が必要です。本年も関係する皆様方の引き続きのご指導、
ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。