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平成29年 年頭挨拶2017年1月 1日




gre_image654.jpg地域に根ざして、社会を支える環維協
より時代に合った、より社会に開かれた活動を目指して


 一般社団法人 
 環境衛生施設維持管理業協会
 代表理事会長 市原 昭


新年明けましておめでとうございます。
皆様には平素より当協会の諸活動に対しまして多大なるご理解とご支援を頂き、
誠にありがとうございます。

本年も地域に根ざして、社会を支える環維協として日頃培ってきた技術を背景に、
日本の環境衛生施設の安定した維持管理に貢献していきたいと思います。
当協会は12月に新たな会員を加え、現在加盟会社数が22社となっております。
環境衛生施設の受託件数は昨年7月現在でごみ焼却施設・汚泥再生処理施設を
中心に929ヶ所で、そこには14,300人を超える加盟各社の運転員が、日々業務に
当たっています。

このように環維協は日本の環境衛生施設運営の重要な役割を担っており、現在
施設の存在する各地域の生活にとってなくてはならない存在となっております。
昨年は、「地域に根ざして、社会を支える環維協。より時代に合った、より社会に
開かれた活動を目指して」をスローガンに掲げ1年間リーダーシップを取らせて
頂きました。
その成果も「より時代に合った、より社会に開かれた活動」としての研修、教育
活動が評価され、昨年12月に1社会員を増やすことができました。また、日頃の
活動の成果をまとめた出版物の外販も、昨年から始めて少しづつ進んでいます。
本年も引き続き、会員各社の実力となる「現場総合力の更なる向上」を進めて
いきたいと思います。

1つ目の要素である「操業技術力」は、施設の設計思想を十分理解し、その施設
能力を遺憾なく発揮し、計画外停止の極力ない安定した運転を実現する総合的な
技術力です。
2つ目の要素である「安全衛生推進力」は、施設運営、事業活動の基本となる運転員が
心身ともに健康で無事故、無災害で施設を運営する安全衛生活動の推進力です。
最後に3つ目の要素である「運営管理力」は、地元を中心に採用された運転員に対して、
質の高い運転が継続してできるようしっかりと教育し、コンプライアンスを重視した
業務を継続的に実施することができる人事・労務管理能力です。
その3つの要素の実力を高め、広く地域社会に貢献できればと思っています。

環維協の事業活動の特徴的な資格として、総括管理士があります。総括管理士は、
会員各社の指導的役割を担っています。その総括管理士の活動をより活発化させ、
技術を背景とした運転維持管理の研鑽を図っていきたいと思っています。
環維協は、総括管理士を筆頭とした維持管理のエキスパート集団です。
本年も総括管理士には、環維協の目的、目標を達成する指導者として役割を一層
期待しています。また、その役割を広く社会に広めることも目指していきたい
と思います。

会員会社22社の各事業所は全国津々浦々に広がっています。その各事業所の管理者を
中心とした従業員の活躍により、地域の環境衛生施設の継続的な運転が確保されて
います。そのリーダーである管理者の方々のなお一層のレベルアップを図るため、
事業所管理者研修会を一層充実していきたいと思います。その他、各研修会の開催、
各種講習会への講師派遣等の教育活動、各種技術講座への出版による広報活動、
関係団体との交流等を、引き続き、積極的に進めてまいります。
環維協は、運転維持管理の立場から地域に積極的な関わりを持ち、顧客、地域の関係者
とともに活動をしています。その意味からも環維協の活動は、より時代に合った、
より社会に開かれた活動を進める必要があります。引き続き、その環維協の活動して
きた成果をホームページ、各種出版物等を通じて社会に還元することも進めていきたい
と思っています。

社会からの当協会および会員各社に対する要請の変化に対しても、長期包括、DBO
発注に対する適切な対応、施設に対する要請の変化(ごみ発電の重要性の増大、施設の
地域防災拠点化等)に対する対応等も積極的に進めていきたいと思います。
これらの施策によって、環維協の事業目的にある「会員相互の協力により、環境衛生
施設の維持管理技術の研究・研鑽と安全で安定的な運営・作業管理の推進を通じて、
公共事業の使命に寄与すること」を達成できると思っております。

本年も、当協会の活動には関係省庁・自治体をはじめ関係機関の皆様のご支援が
不可欠です。また、会員各社のご協力とご理解が欠かせません。本年も関係する
皆様方の引き続きのご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。