環維協総務部会では、事業所における雇用・労務課題の検討・協議、その結果の共有化を
活動の目標として部会を進めております。
その一環として、事業所における障がい者雇用の状況について実際に見聞すべく視察
研修会を茨城県鹿嶋市立衛生センターリサイクル施設において、受託会社である
(株)タクマテクノスの協力を得て、去る9月28日(水)、総務部会員ほか事務局を含めて
21名で実施しました。
本施設では受託会社の事業所員約40名のうち、不燃物の手選別ラインを中心に、10名の
障がい者が働いております。
視察研修会では、始めに客先よりご挨拶をいただき、引き続き施設紹介のDVDの視聴、
障がい者雇用の就業支援団体からの挨拶と活動の紹介、受託会社より受託の業務内容、
事業所における障がい者雇用の取組みについて説明を受けたあと、現場見学を行いました。
本施設では、平成21年の稼動、受託開始から障がい者の退職・交替が基本ひとりも
出ていないこと、働いている皆さんの挨拶がしっかりしていて、とても明るい職場である
ことに強く印象付けられました。
そのためには、受託事業所では所長をはじめ指導員には「障害者職業生活相談員」の資格
認定講習の受講・修了者を配置し、障がい者に対し、物理的安全対策だけでなく、メンタル
ヘルス対策にも力を入れているとのことでした。
これも、客先(自治体)、就業支援団体そして受託会社がお互いの理解と強い連携の上に
成り立っていることがよくわかり、障がい者雇用の模範となるような事業所の大変有意義な
視察研修となりました。
総務部会では今後も、事業所の労務課題の解決への一助となるような視察研修会を計画
して行きたいと考えております。