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2016年度環境施設総括管理士資格認定研修会開催される2016年10月 3日




2016年度の環境施設総括管理士資格認定研修会が9月29日、30日の両日、新規申請者
12名(ごみ焼却9名、リサイクル1名およびし尿・汚泥再生2名)、登録更新申請者33名、
その他審査委員、協会関係者を含め総勢約60名が参加してメルパルク東京および協会
事務所で開催されました。

 冒頭、市原会長から「環境衛生施設維持管理業協会は昨年30周年を迎え、加盟会社
21社、受託事業所の合計929ヶ所に至り、ますます社会で重要な役割を担うようになって
きている。環境施設総括管理士制度は当協会の中心的役割を担う制度であり、現場総合力
のさらなる向上を目指して積極的に活動されることを期待している。協会は安全・安定な
環境施設の操業を実現し、良好な社会環境を維持しようとしています。今後も環境施設
総括管理士の知名度向上に向けて技術を磨いて下さい。」との挨拶があり、
環境省、大学、廃棄物関連法人などから著名な方々を講師に招き、最新の環境行政、
強靭な廃棄物処理システムづくり、廃棄物処理施設の役割と将来展望など多くの貴重な
講義をいただき、総括管理士としての重要な役割を認識するとともに、廃棄物処理に関する
最新の情報を得る貴重な2日間でありました。

 最後に、梁瀬資格審査委員長から、「環境施設総括管理士および同資格を目指す者として、
研修の成果を実務に反映させるとともに、環境施設総括管理士は環境施設の計画・設計・
建設に関する知識を有し、さらに運転および維持管理技術を実践している最高水準の技術
資格と位置づけており、現場総合力のさらる向上のため、操業技術力・安全衛生推進力・
運営管理力を高めることが重要であり、今後も自分の会社および協会員の発展、顧客満足の
向上に貢献していただきたい。また、環境施設総括管理士の活躍の場を広げることを目指
している。」との激励のメッセージがあり研修会を終了しました。
 
 新規申請者は、今後論文提出、論文審査、口述審査を経て、2017年1月の理事会で正式に
承認された後、新総括管理士として登録される予定です。

ちなみに、今回の資格認定研修会の講師とテーマは以下の通りです。
・「協会の概要および環境施設総括管理士の役割」
  当協会 環境施設総括管理士会:篠原 正都 代表
・「運転管理会社としての安全対策」
  当協会 安全衛生部会:松本 徹 部会長
・「一般廃棄物処理の現状について」
  環境省 大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課 平松 寛章 課長補佐 
・「最近の廃棄物処理施設の事業運営方式と課題」
 (公社)全国都市清掃会議 荒井 喜久雄 技術指導部長 
・「自治体側から見た廃棄物処理施設の運営・維持管理の状況と課題などについて」
  (株)福岡クリーンエナジー 椎原 啓二 代表取締役社長 
・「ごみ発電による低炭素化へ向けた挑戦」
  (一財)日本環境衛生センター 藤吉 秀昭 副理事長 
・「破砕リサイクル施設の維持管理体系と適正処理」
  (株)IHI環境エンジニアリング  総括管理士 坪谷 徹史
  荏原環境プラント(株) 総括管理士 海野 正明
・「下水道を利用したし尿・汚泥集約処理の実態と今後の展望」
  (一財)日本環境衛生センター 環境工学部 松田 圭二 次長 
・「し尿・汚泥再生処理施設における適正処理の取り組み」
  住重環境エンジニアリング(株) 総括管理士 下田 志公
・「持続可能で強靭な廃棄物処理のシステムづくり」
  国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター 大迫 政浩 センター長
・「水銀規制について」
  京都大学大学院 地球環境学堂 高岡 昌輝 教授 
・「廃棄物処理施設の役割と将来展望 NIMBYからPIMBYへ」
  公立鳥取環境大学 田中勝 客員教授 


(1)市原会長の開会挨拶             (2)環境省 平松課長補佐の講演
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(3)公立鳥取環境大学 田中客員教授の講演 (4)梁瀬資格審査委員長の閉会挨拶
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(5)認定研修会  
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