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平成28年 年頭挨拶2016年1月 1日




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地域に根ざして、社会を支える環維協
より時代に合った、より社会に開かれた活動を目指して


 一般社団法人 
 環境衛生施設維持管理業協会
 代表理事会長 市原 昭

新年明けましておめでとうございます。
皆様には平素より当協会の諸活動に対しまして多大なるご理解とご支援を頂き、
誠にありがとうございます。本年も地域に根ざして、社会を支える環維協として
日頃培ってきた技術を背景に、日本の環境衛生施設の安定した維持管理に
貢献していきたいと思います。

昨年は7月に第4代会長に選出いただき、環維協の30周年の節目の年からリーダー
シップを取らせて頂きました。本年も引き続き「現場総合力の更なる向上」を
推進していきたいと思います。ご承知の通りこれには、3つの要素があります。
1つ目は、「操業技術力」です。施設の設計思想を十分理解し、その施設能力を
遺憾なく発揮し、計画外停止の極力ない安定した運転を実現する総合的な技術力です。
2つ目は、「安全衛生推進力」です。施設運営、事業活動の基本となる運転員が心身ともに
健康で無事故、無災害で施設を運営する安全衛生活動の推進力です。
3つ目は、「運営管理力」です。地元を中心に採用された運転員に対して、質の高い運転が
継続的できるようしっかりと教育し、コンプライアンスを重視した業務を継続的に実施する
ことができる人事・労務管理能力です。
このことは、環維協の事業目的にある「会員相互の協力により、環境衛生施設の維持管理
技術の研究と安全作業管理の促進を通じて公共事業の目的に寄与すること」を達成する
基礎的な力の向上だと認識しています。

環維協の事業活動の中心であり、特徴は技術を背景とした運転維持管理の研鑽にあります。
それを支えるメンバーの中心が総括管理士です。環維協は、総括管理士を筆頭とした維持
管理のエキスパート集団です。本年も総括管理士には、環維協の目的、目標を達成する
指導者として役割を一層期待しています。また、その役割を広く社会に広めることも
目指していきたいと思います。

地域の活動の中心として会員各社の各事業所においては、各事業所管理者の皆様が
活躍されています。その方々の一層のレベルアップを図るため、事業所管理者研修会を
中心とする研修活動もより一層充実していきたいと思います。その他各種講習会への
講師派遣等の教育活動、各種技術講座への出版による広報活動、各種団体との交流等を、
引き続き、推進してまいります。

当協会は、現在加盟会社数が21社を数え、環境衛生施設の受託件数はごみ焼却施設・
汚泥再生処理施設を中心に800ヶ所以上で、そこには13,300人を超える加盟各社の
運転員が、日々業務に当たっています。
このように環維協は日本の環境衛生施設運営の重要な役割を担っており、現在施設の
存在する各地域の生活にとってなくてはならない存在となっています。運転維持管理の
立場から積極的な関わりを持ち、顧客、地域の関係者とともに活動をしています。
その意味からも環維協の活動は、より時代に合った、より社会に開かれた活動を目指して
参ります。

今年は、その環維協の活動してきた成果をホームページ、各種出版物等を通じて社会に
還元することも進めていきたいと思っています。
社会からの当協会および会員各社に対する要請の変化に対しても、長期包括、DBO
発注に対する適切な対応、施設に対する要請の変化(ごみ発電の重要性の増大、施設の
地域防災拠点化等)に対する対応等も積極的に進めていきたいと思います。

本年も、当協会の活動には関係省庁・自治体をはじめ関係機関の皆様のご支援が不可欠
です。また、会員各社のご協力とご理解が欠かせません。本年も関係する皆様方の引き
続きのご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。