協会からのお知らせ

What's new?

平成20年度(第18回)海外環境衛生施設視察団報告2008年11月17日




平成20年度(第18回)海外環境衛生施設の視察をスペイン・フランスにて
10月12日~19日の日程で高柳団長を筆頭に18名の参加者で行われました。
視察先はスペインがマドリッド(ごみ処理施設)とバルセロナ(下水処理施設)、
フランスではパリ(ごみ処理施設)を訪問し、環境衛生施設を取巻く状況と運営実態を
現地通訳の方を通して、それぞれの担当者に説明と質疑に応答して頂きました。
1.マドリッド都市ごみ処理統合プラント
1)視察先:Valdemingomez テクノロジーパーク
       ごみ処理4センター(ローマ、パロマ、デヘサ、ガリアナ)と
         埋立処分場より構成された約3500t/日処理のプラント
2)住 所:Canada Real de Merinas s/n Valdemingomez Vallecas Spain
3)訪問日:2008年10月13日(月)
4)説明者:ベッキー嬢(概要)、ファン・カルロス技師
5)概 要:このテクノロジーパークは最初に設置されたのがローマでテイルマドリ
株式会社によって1993年より運転を開始し、2000年にデへサの1期、
2007年にパロマ・デへサ2期・ガリアナと順次施設増強が行われ、
現在はガリアナのバイオガス回収施設が工事完了して運転開始前の
状況でした。
2.バルセロナ下水処理施設
1)視察先:St.Adria de Besos下水処理場
       処理水量 現在365千m3/日
2)住 所:Depuradora Sant Adria de Besos Add
3)訪問日:2008年10月15日(水)
4)説明者:Javier Trepa Zorrivi 氏(EMSSA社プラント責任者)
5)概 要:この施設はバルセロナ市人口の60%及び周辺北部6市町村を対象と
しています。近年整備地区で一部分流式もあるが、大半が合流式(古くローマ時代より)。
説明者の話では最大300万人分まで処理可能とのことでした。
3.パリごみ処理施設
1)視察先:ISSEANE家庭廃棄物処理センター
       焼却施設 732t/日×2炉(選別センター併設)
2)住 所:97 QRAI PRESIDENT ROOSEVEELT F-92130 ISSY-LES
MOULINEAUX FRANCE
3)訪問日:2008年10月17日(金)
4)説明者:Nicolas Seguin氏
5)概 要:この施設は2007年12月稼働し、セーヌ川沿いに立地され、搬入、
景観、環境基準など厳しい計画/建設された施設であり、半地下構造
(地下31m、地上21m、ごみ搬入・プラットホームは-5m)で煙突も
建家から5mの高さで外からは見えないなどの配慮がされていました。

<視察後記>
視察団一行は、成田での結団式を行い予定どおりの視察を終えて、無事に帰国する
ことができました。
 視察はマドリッド(ごみ)、バルセロナ(下水)、パリ(ごみ)の3施設を見せて頂き
ましたが、技術的なことを参考にするより、マドリッドのごみピット・投入扉20門前
プラットホームや堆肥化施設が屋外とバルセロナの下水はローマ時代からと言った
ように、あまり臭気などを問題していない点や、パリでは歴史的建造物に囲まれた
セーヌ川沿いにごみ焼却施設を建設し、全く違和感のない点が参考になりました。
  本視察で得た知識や団員の方々との交流を大切にし、今後の協会活動や廃棄物
処理関係の仕事に生かせればと思います。
(視察報告は「環境マネジメント47号」に掲載される予定です)


<マドリッド統合プラント説明会場にてファン・カルロス技師との記念撮影>
a0001.jpg
 


<マドリット統合プラント・ローマセンター焼却施設の外観>
a0002.jpg



<バルセロナ下水処理施設にて中央制御室での視察状況>
a0003.jpg



<パリごみ処理施設内の視察状況>
a0004.jpg




<パリごみ処理施設内見学後の質疑応答>
a0005.jpg



 視察参加者団 長 高柳 隆久(㈱IHI環境エンジニアリング) 
   副団長 神田 泰男(神鋼環境メンテナンス㈱) ほか16名(以下省略)