PCB(ポリ塩化ビフェニル)

提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集

2010年8月26日 (木) 12:13時点における Jema (トーク | 投稿記録) による版
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PCB(ポリ塩化ビフェニル) ぴーしーびー(ぽりえんかびふぇにる)

poly-chloro biphenyl


ビフェニルの二つのベンゼン環がもつ10個の水素原子の2~10個を塩素原子で置き換えた化合物の総称で、C12HnCl10-nの一般式で表される。物理的性質に優れ、化学的に安定であるため、熱媒体や絶縁油として用いられたが、PCBは毒性が強く、いったん体内入ると脂肪組織に蓄積しやすく、代謝による体外への排出がされにくい。発癌性があり、皮膚や内臓の障害などをおこすことが知られている。水質汚濁防止法に規定する有害物質として排水基準は0.003mg/lと定められている。現在では、製造・輸入・使用が禁止されている。

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